大学選手権展望 ハイレベルな投手陣!

11日から全日本大学野球選手権が開幕する。ドラフト候補の好投手が目立つ今季の大学野球界、投手力のあるチームが上位に行く可能性が高い。

 

優勝候補筆頭は東都代表の東洋大学だろう。上茶谷、甲斐野、梅津の3人のドラフト1位候補の投手陣を擁する。梅津の怪我が心配されるが、先発の上茶谷から抑えの甲斐野へと磐石のリレーはそうは崩れないだろう。

 

東洋大と2回戦で当たる可能性のある首都代表の東海大も注目だ。主軸の杉崎を怪我で欠き打線の力は劣るが、投手陣の駒は東洋大もある。エースの青島は故障により、リーグ戦の登板は1試合に終わったが、飯嶋、小郷、原田、山﨑とレベルの高い投手が揃っている。

 

投手力でいえば、六大学代表の慶応大学も駒が豊富だ。同じようなレベルの投手が何人も揃っており、総合力は高い。早慶戦では打線が振るわなかったが、DH制のあるため、正木や福井などの1年に期待がかかる。

 

打線の力は千葉代表の国際武道大学がありそうだ、今季リーグ戦10勝0敗と完全優勝を果たした。3番勝俣、4番豊田の主軸は相手投手にとって、脅威になりそう。エース伊藤は故障でリーグ戦はベンチ外だったが、平川が5勝を挙げエース不在を補った。

 

各大学とも主力選手に故障者を出しながら、リーグ戦を勝ち上がってきた。苦しみながら優勝を果たしてきただけに、どの大学も粘りはありそう。熱戦に期待したい。