【首都大学野球】壮絶な投げ合いは実現するのか!

首都大学野球リーグ みどころ

東海大学VS筑波大学

 

 首都大学野球リーグは、今週末に最終週を迎える。既に東海大の優勝は決まっているが、関東大会に出場するための2位争いが武蔵大・筑波大・日体大の3校で激化している。

 

 現在3位につける筑波大は、2位を確保するには東海大との試合で2連勝で勝ち点を取ることが必須。今季は優勝候補に挙げられながら、開幕週でいきなり2連敗を喫すると、2部から昇格してきた大東文化大に対しても勝ち点を落とす苦しい展開に。ただ、終盤は日体大に2連勝するなど、ここに来て3連勝と調子を上げて2位争いに踏みとどまっている。

 

 今週対戦する東海大は既に優勝を決めており消火試合となるため、どのようなオーダーで来るか読めないところはある。順当に行けば第1戦の先発投手は、大学日本代表に選出された2人になるだろう。東海大の山崎(明石商=3年)は、36回を投げて僅か1失点で防御率0.25を記録している。先発した全4試合で圧倒的な投球内容を見せている。一方の筑波大の佐藤(市仙台=2年)は、38回と2/3を投げてこちらも僅かに2失点で防御率0.47を記録。同じく代表に選出された日体大の吉田(大冠=4年)との投げ合いでは1-0で制した。もし、この両者の投げ合いが実現すれば、今季の大学野球界でもトップを争うようなビッグマッチになることは間違いない。1点を争うミスの許されない、緊迫した展開が予想される。

 

台風の影響で開催が危ぶまれるが、有明放送局でのLIVE放送もあるため、大学野球ファンのみならず、他のカテゴリーの野球好きにも見てほしい戦いでいる。